ジャパンラグビートップリーグ2008-2009 最終節 試合結果

日にち:1月18日(日)  場 所:レベルファイブスタジアム  時 間:12:00キックオフ  観客数:3443人  レフリー:谷口かずひと

 

横河武蔵野

アトラスターズ

横河武蔵野アトラスターズ

21

×

78

キューデン

ヴォルテクス

九州電力キューデンヴォルテクス

T

G

PG

DG

 

T

G

PG

DG

1

1

0

0

7

1st

35

5

5

0

0

2

2

0

0

14

2nd

43

7

4

0

0

T=トライ(5点) G=ゴール(2点) PG=ペナルティゴール(3点) DG=ドロップゴール(3点)

トップリーグ2008-2009順位表→

 

再出発のとき 

「最終戦はきっちり勝とう」

残留よりも、まずは勝って来シーズンにつなげたい。この思いを胸に、アトラスターズの選手たちは敵地・福岡に乗り込んだ。

トップリーグ2008-2009最終節、相手は九州電力キューデンヴォルテクス。62点差以上つけて勝てば入れ替え戦に回れる可能性もあったが、まずは「勝利」の二文字にこだわった。が、開始30秒でトライを許し、出鼻をくじかれてしまう。すぐさまトライを奪い返すも、その後のチャンスで得点が奪えない。徐々にヴォルテクスにリズムを奪われ、前半だけで5トライを献上。ヴォルテクスがボーナスポイントによる勝ち点1を獲得したため、この時点でアトラスターズの残留の可能性はゼロになってしまった。

しかし、最後までトップリーグの舞台で自分たちのラグビーを見せるべく、前に出続け、トライを狙った。ヴォルテクスの猛攻を受けながらも敵陣を目指し、18分には途中出場の(22)笠原が作ったきっかけをN藤山がトライにつなげる。27分には、相手ボールスクラムにも関わらず、プレッシャーをかけて逆にトライに変えた。あと1トライを奪えば勝ち点1が獲得できる……しかし、反撃はここまで。逆にヴォルテクスに攻撃を仕掛けられ、止めきれず、結局前半以上の7トライを献上。結果、21対78とリーグ最多失点となる大敗を喫してしまった。

悔しさの残る結果に下を向いてロッカールームに下がっていった選手たち。試合後のミーティングでは決意を新たにした。

「1年で、またこの舞台に戻ってこよう」

トップリーグを経験したことで確かな成長を遂げたアトラスターズは、明日から新たなスタートを切る。

来シーズン、トップイースト11で圧倒的な力の差を見せつけよう。必ずまた、トップリーグの舞台に戻ってこよう。そのときは、一味も二味も違うアトラスターズを見せられるように。

 

 

 

<ヘッドコーチ シウレオ・ラファイアリ>

選手たちはシーズン終わりで疲れがあったのかもしれません。ケガなどでチーム状態も万全ではなかった。途中、シオネを交替させて外国人選手を2人しか使えなかったのもそのためです。

九電は接点での強さがあり、ラックなどで多くターンオーバーをしてしまいました。弱点を分析し、練習を重ね、その点はうまくできたと思います。課題は、敵陣に攻め込んだときにミスを犯して得点を取れなかったこと。ボールをキープしているときのアタック自体は良かったと思います。

横河は若い選手が多いチームです。この経験をチームに浸透させれば、きっと生かしてくれるでしょう。来シーズンはトップイースト11で戦いますが、1シーズンでの再昇格がテーマになります。トップリーグで学んだこと、課題を克服して、必ずもう一度トップリーグに昇格したいと思います。

 

<主将 佐藤 幸士/CTB・WTB>

今シーズン、どの会場の試合にも多くのファンの方々が駆けつけてくださり、トップリーグという舞台で自分たちのラグビーを見せられて、選手一同幸せに感じています。ありがとうございました。

最終戦は、62点差以上つけて勝てばまだ残留の望みもありましたが、まずはきっちり勝とうとみんなで臨みました。でも、結果はリーグ最多失点での負け。選手たちの気持ちが切れてしまったのかもしれません。このような負け方をしてしまい、非常に残念です。

試合後のミーティングでは、1年でもう一度帰ってこよう、という話になりました。トップリーグで1シーズン戦った経験は十分に生かせると思います。今度はゼロからのスタートではない。だからこそ、1年間で戻ってきたい。そして、トップリーグに帰ってきたときには、二度とこんな悔しい思いをしないように準備をして、レベルを上げて戻ってきたいです。

このチームは強くなると思います。選手はもちろん、周りで支えてくれているスタッフたちも強くなって、チーム自体がレベルアップしていますから。僕自身は、魂がある限りやりたいと思っています。途中、3戦をケガで休みましたし最後の結果がこれなので、有終ではないですね。「このまま終われない」という思いはありますが、魂がなければ戦えません。一旦オフに入りますが、その休みの間にじっくり考えて、もう一度この舞台を目指したいという魂が湧いてくれば続けたいと思います。

 

<内藤 公洋/LO>

前半最初にミスで相手に主導権を握られ、最後まであきらめずプレーしようとしていましたが、チーム全体の悪い雰囲気を変えられなかったのが残念です。FW陣ではスクラム、ラインアウトのセットプレーで相手にいいようにやられてしまったのが課題です。自分自身ではもう少し集中できたらなと感じる事がありました。
トップリーグを経験した事は次のシーズンを戦う上でで有利になるでしょう。厳しい練習を重ね、一年でトップリーグに戻って来られるようにするしかないと思っています。

 

横河武蔵野アトラスターズ・メンバー 九州電力キューデンヴォルテクス・メンバー

1

坂尾 英之

1

中村 嘉宏 【Cap】

2

佐藤 明善

2

佐藤 孝樹

3

藤田 登

3

田尻 亮

4

コリン・ユークス

4

吉上 耕平

5

内藤 公洋

5

浦 真人

6

黒須 夏樹

6

松本 允

7

趙 顕徳

7

ルーク・ドハティ

8

テビタ・フィフィタ

8

川嵜 拓生

9

小池 善行

9

村上 龍寛

10

森 大二朗

10

齊藤 玄樹

11

佐藤 幸士 【Cap】

11

黒木 孝太

12

シオネ・トゥイプロトゥ

12

ナイサン・グレイ

13

田沼 崇

13

ティム・アトキンソン

14

佐藤 慎之介

14

吉永 将宏

15

藤山 慎也

15

今村 圭吾

16

鈴木 雅博

16

谷口 大督

17

須藤 涼太

17

松尾 健一

18

林 完

18

端迫 雅俊

19

荒川 治

19

トム・マクベリー

20

西田 英樹

20

松尾 匡祐

21

大石 武範

21

山口 雄一

22

笠原 誠

22

ピーター・ミラー

<アトラスターズ 交替/入替>

<ヴォルテクス 交替/入替>

入替 後半3分 9(小池)→20(西田) 入替

後半19分

7(ドハティ)→19(マクベリー)
入替 後半6分 12(シオネ)→22(笠原) 入替 後半19分 12(グレイ)→22(ミラー)
入替 後半13分

6(黒須)→18(林)

入替 後半20分 9(村上)→20(松尾匡)
入替 後半13分

10(森)→21(大石)

交替 後半25分 3(田尻)→17(松尾健)
入替 後半24分

3(藤田)→17(須藤)

入替 後半27分 15(今村)→21(山口)
入替 後半27分 7(趙)→19(荒川)  入替 後半32分 14(吉永)→18(端迫)
入替 後半36分 1(坂尾)→16(鈴木) 入替 後半34分 2(佐藤)→16(谷口)


    <試合経過>

1st

時間 チーム 内容 得点
0分 九電

敵陣10mライン付近でK.Oのボールを左へ展開

Lティムがキックしてキャッチし、そのままトライ   I齋藤のゴール成功

0-7
8分 横河

敵陣ゴール前マイボールラインアウトから連続攻撃

左ラックより右に展開し、最後はGフィフィタが押し込んでトライ

I森のゴール成功

7-7
11分 九電

敵陣22mライン付近右ラックより左へ展開

K−Nとつなぎ、最後はN今村がトライ  I齋藤のゴール成功

7-14
27分 九電

敵陣ゴール前右ラックより左へ展開

I−Eとつなぎ、E松本が縦に切り込んでトライ  I齋藤のゴール成功

7-21
35分 九電

敵陣10mライン付近中央ラックより左へ展開

G−A−Dとつなぎ、D浦が走り切ってトライ  I齋藤のゴール成功

7-28
40分 九電

横河、自陣ゴール前で反則、九電はスクラムを選択

敵陣ゴール前マイボールスクラムからG川嵜が持ち出してトライ

I齋藤のゴール成功

7-35

2nd

時間 チーム 内容 得点
1分 九電

敵陣10mライン付近中央で横河のハイパントをキャッチし、右へ展開

C吉上がラインを突破し、独走してトライ  I齋藤のゴール不成功

7-40
9分 九電

横河、自陣22mライン付近右で反則、九電はスクラムを選択

敵陣22mライン、マイボールスクラムから左へ展開

H−Kとつなぎ、Kグレイが個人技で突破しトライ  I齋藤のゴール成功

7-47
11分 九電

敵陣ゴール前左ラックより左へ展開

ボールを受けたD浦がトライ  I齋藤のゴール不成功

7-52
18分 横河

自陣10mライン付近右から(22)笠原がタップキックでクイックスタート

独走し、敵陣ゴール前でインゴールへクラバーキック

N藤山が走り込み、グラウンディングしてトライ  (22)笠原のゴール成功

14-52
20分 九電

敵陣22mライン右ラックより左へ展開

I−Jと飛ばして(22)へつなぎ、(22)がトライ  Iゴール不成功

14-57
22分 九電

敵陣ゴール前左ラックより右へ展開

I−Lとつなぎ、Lティムがトライ  I齋藤のゴール成功

14-64
27分 横河

敵陣ゴール前、九電ボールスクラムから持ち出した選手にH西田がタックル

ノックオンしたボールをGフィフィタが押さえてトライ  (22)笠原のゴール成功

21-64
32分 九電

敵陣ゴール前右ラックより左へ展開

E松本が持ち出し、縦に走り込んでトライ  (22)ミラーのゴール成功

21-71
37分 九電

敵陣10mライン付近左ラックからのこぼれ球を縦につなぐ

ボールを受けたRマクベリーが抜け出してトライ  (22)ミラーのゴール成功

21-78

 

<小池 善行/SH>

力になれなかったですね。また来年もチームに残れるのであれば、1年でトップリーグに戻って来れるように全力を尽くしたいです。やはり、1年で戻れないと厳しでしょうね。しかも、力をつけて昇格しないと、またトップリーグで同じ結果になってしまいます。下のレベルも上がってきていますから、その中で他とはちょっと違うというレベルにならないといけないですよね。

トップリーグのレベルは昔よりも上がっています。それでも、戦えないと思ったことはなかった。あとは、気持ちの部分。本当に戦う、という気持ちを持って試合に臨めるか。精神的な部分でも相手に勝らないと、トップリーグでは厳しいですね。今シーズンも、気持ちの部分が原因で負けた試合は結構あります。来シーズン、圧倒的な力の差を見せつけて、トップリーグのレベルを忘れないうちに戻ってこなければいけないと思っています。

 

<笠原 誠/WTB>

今日の試合はもっと早く出たかったですね。他の試合もそうですけど、もっと出たかったです。

トップリーグでも全然やっていけると思っていましたから、来シーズンは圧勝します。

 

 
 

→more...