ジャパンラグビートップリーグ2008-2009 第5節 試合結果

日にち:10月19日(日)   場 所:NDソフトスタジアム(山形)  時 間:13:00キックオフ  観客数:1205人  レフリー:新野好之

 

横河武蔵野

アトラスターズ

横河武蔵野アトラスターズ

18

×

33

トヨタ自動車

ヴェルブリッツ

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

T

G

PG

DG

 

T

G

PG

DG

0

0

1

0

3

1st

5

1

0

0

0

2

1

1

0

15

2nd

28

4

4

0

0

T=トライ(5点) G=ゴール(2点) PG=ペナルティゴール(3点) DG=ドロップゴール(3点)

トップリーグ2008-2009順位表→

 

昨シーズンのベスト4を追い詰めるも、決定力不足に泣く

ひとり、ふたり、三人……自陣から走り始めたM笠原がトヨタのディフェンス陣をかわし、トライゾーンへと突き進む。

トップリーグ2008-2009第5節、アトラスターズはNDソフトスタジアムでトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦。前半を3対5の僅差で折り返したアトラスターズだったが、後半、第2節のNEC戦が頭をよぎった。

「一度経験したことだから気を引き締めたつもりだったが、トヨタの集中力が上だった」(主将・佐藤幸士)

開始からトヨタの猛攻に遭い、10分間で2トライを許してしまう。5分後にもトライを許し、一気に突き放される。が、ここからがNEC戦とは違った。

「ワイドに振ることを意識し、その中でペネトレイターに回す」(レオHC)というこの試合の狙い通り、自陣でGサモ、Q荒川とつなぎ、最後はウィングのM笠原にボールを託す。勢いに乗った笠原は左右へのステップで次々とディフェンダーをかわし、あっという間に敵陣ゴール前へペネトレイト。戻ってきたディフェンスのタックルを受けながらもボールを地面に叩きつけてトライ。その5分後、再び自陣から(22)ロコ、F趙とつなぎ、趙が大きくゲイン。倒れながらも、フォローに入ったN佐藤慎之介につなぎ、佐藤が走り切ってトライ。8点差まで詰め寄った。

しかし、「少し厳しすぎたのではないか」(レオHC)という判定でE小堀正博がイエローカードを受ける。14人で戦う10分間を守りきれず、再びトライを献上。あと一歩まで詰め寄ったアトラスターズだったが、逆転できないままノーサイドを迎えた。

「チャンスは何度かあったが、決め切れなかった。それでは勝てない」(レオHC)

「最後の詰めが甘い。せっかく戦えているのに、自分たちで負け試合にしている」(副主将・藤山慎也)

フォワードとバックスの連係は深まっている。毎試合、出た課題はきっちり修正して次の試合に臨める。劣勢を跳ね除けて反撃できるようにもなった。足りないのは、精度の高いセットプレーと、取れる場面でトライを奪う決定力。

「自分たちのラグビーはまだまだ発展途上。それを急いで仕上げるのが今後の課題。徐々に形ができてきているので、いいチームになると思います」(主将・佐藤幸士)

 

 

<ヘッドコーチ シウレオ・ラファイアリ>

昇格したばかりのチームですが、たくさんのサポーターが来てくださって、大変感謝しています。ただ、我々のポテンシャルを出し切れない試合になってしまい、残念です。後半にイエローカードが出されて14人で戦い、その間にトライを許してしまいましたが、少し厳しすぎたのではないかと思っています。オフサイドラインの判定もグレーな部分があった。その点も含めて、もう一度ビデオを見直して修正したいと思います。

今日の狙いは、ワイドに振ることを意識し、その中で横河のキープレイヤー、ペネトレイターに回すことでした。バランスの取れたアタックでセットピースを崩すのも目指していましたが、うまくいきませんでした。前半、僅差の試合でしたが、後半は向かい風になったのでキッキングゲームは有効ではないと判断し、キックを減らしても前進できるメンバーに入れ替えました。ただ、前半が僅差だったとはいえ、こちらは3点しか入れていない。ゴール前でのチャンスはいくつかあったが、決め切れなかった。結果がついてきませんでしたが、次節に向けてビデオを見直したり、対策を立てたいと思います。

 

<主将 佐藤 幸士/WTB>

山形での開催で、横河の関連会社がないにも関わらず大勢の方に集まっていただき、うれしく思います。しかし、ゲームでは本来の力を発揮できず、非常に悔やまれる結果になってしまいました。前半を僅差で折り返した第2節のNEC戦では後半開始10分で2トライ奪われた。一度経験したことがあったので、気を引き締めて臨んだつもりでしたが、トヨタの方が集中力が上でした。

前節のヤマハ戦同様、相手のキープレイヤー、今日はウィングの(ウイリアム)ライダーに対して警戒心が足りず、もっと分析をすれば良かったと反省しています。自分たちのラグビーも大切ですが、相手の分析をもう少ししないといけない。ヤマハ戦と今日の試合、どちらも外国人プレイヤーがマン・オブ・ザ・マッチになりましたが、それは僕らがそうさせてしまっているんです。前の試合の悪い部分を修正するばかりではなく、もっと分析、戦略を練ることにも時間を費やしたいですね。

我々のラグビーはまだ、発展途上です。これを急ピッチで仕上げなければいけない。徐々にできてきてはいるので、いずれはいいチームのなると思っています。午前中に練習、午後は仕事、試合と試合の間が短いために時間は少ないですが、このスタイルでもトップリーグでやれるというのを見せたいです。

 

<副主将 藤山 慎也/CTB>

(後半)自分が入ったときの勢いは良かったんですけどね。それを最後まで持続できなかったのがいけない。もっと言えば、その勢いを最初から出さないと勝てない。後半の頭、10分間でトライを取られたのが敗因ですね。それがなければ勝てるゲームでした。

FWとBKの連係はうまくいっているんですが、最後の詰めが甘い。トライを取れるところで取らないと。いまは、せっかく戦えているのに自分たちで勝ちを逃している感じですね。でも、僕らは必ずやります。

 

横河武蔵野アトラスターズ・メンバー トヨタ自動車ヴェルブリッツ・メンバー

1

山田 貴志

1

谷地村 政幸

2

佐藤 明善

2

高山 勝行

3

坂尾 英之

3

山本 正人

4

コリン・ユークス

4

北川 俊澄

5

ヨン・クウォンヌ

5

谷口 智昭

6

小堀 正博

6

ダニエル・ケート

7

趙 顕徳

7

遠藤 正俊

8

ラディキ・サモ

8

中山 義孝

9

小池 善行

9

麻田 一平

10

長尾 健太郎

10

黒宮 裕介

11

佐藤 幸士 【Cap】

11

ウイリアム・ライダー

12

シオネ・トゥイプロトゥ

12

赤沼 源太

13

田沼 崇

13

セコベ・レアウェレ

14

笠原 誠

14

和田 耕二

15

佐藤 慎之介

15

正面 健司

16

糠盛 俊介

16

中村 嘉樹

17

藤田 登

17

長尾 純一

18

荒川 治

18

アンガス・マクドナルド

19

テビタ・フィフィタ

19

阿部 亮太

20

池原 忠治

20

笠木 陽介

21

藤山 慎也

21

馬場 美喜男

22

ロコビヤウ・ナソーニ

22

ジョ・ツヨキ

<アトラスターズ 交替/入替>

<ヴェルブリッツ 交替/入替>

入替 後半0分 1(山田)→16(糠盛) 入替

後半20分

1(谷地村)→16(中村)
交替 後半0分 5(ヨン)→18(荒川) 入替 後半29分 7(遠藤)→19(阿部)
入替 後半7分

4(コリン)→19(フィフィタ)

入替 後半32分 6(ケート)→18(マクドナルド)
入替 後半14分

9(小池)→20(池原)

入替 後半38分 11(ライダー)→21(馬場)
入替 後半14分 10(長尾)→21(藤山)      
入替 後半20分 12(シオネ)→22(ロコビヤウ)      
入替 後半38分 3(坂尾)→17(藤田)      

 
    <試合経過>

1st

時間 チーム 内容 得点

17分

横河

トヨタの反則、横河はPGを選択

敵陣22mライン付近右からのI長尾のPG成功

0-3

38分

トヨタ

敵陣ゴール前、マイボールスクラムからG中山がサイド攻撃

タックルを受けながらもトライ I黒宮のゴール不成功

0-5

2nd

時間 チーム 内容 得点

5分

トヨタ

敵陣ゴール前中央、マイボールスクラムから右へ展開

ボールを受けたJライダーが個人技で突破し、トライ

I黒宮のゴール成功

3-12
8分 横河

トヨタの反則、横河はPGを選択

敵陣22mライン付近中央からのI長尾のPG成功

6-12
11分 トヨタ

敵陣ゴール前、マイボールスクラムから左へ展開

H−Jとつなぎ、ボールを受けたJライダーが突破してトライ

I黒宮のゴール成功

6-19
16分 トヨタ

敵陣10mライン付近から連続攻撃

右へ展開し、ボールを受けたN正面が個人技で突破しトライ

I黒宮のゴール成功

6-26
19分 横河

自陣でG−Q−Mとつなぎ、M笠原が個人技で突破

50m近く走る間に3人のディフェンスをかわし、トライ

M笠原のゴール成功

13-26
23分 横河

自陣から連続攻撃、ハーフライン付近から左に展開

(22)−F−Nとつなぎ、N佐藤慎之介が走り切ってトライ

M笠原のゴール不成功

18-26
28分

トヨタ

敵陣ゴール前、マイボールスクラムから左へ展開

ボールを受けたJライダーが走り込んでトライ

I黒宮のゴール成功

18-33

 

<坂尾 英之/PR>

FWは、立ってプレーできるようになってきました。あとは、つなぎの部分、サポートのつき方をもう少し改善しないといけないですね。セットプレーのミスもまだ多い。

勝負はできているし、選手たちもやっていける自信はついていると思います。あとは、細かい部分をもっと完成型にして、試合に勝つだけです。


<シオネ・トゥイプロトゥ/CTB>

勝つチャンスはありましたし、自滅に近い形で負けてしまったので、残念です。

リーグ開始時、他のメンバーよりも出遅れて、必死に追いつこう、チームのためにベストをつくそうと練習してきました。

とにかく、100%の力を出して、アタックを激しくやり、ディフェンスではターンオーバーを狙う。カバーブラザー、味方のために守る気持ちでやることが大事だと思います。もっとBKでリーダーシップをとって、BKをうまく動かすことでFWを助けたい。チーム全員が、チームのためにベストを尽くすことが勝利につながると思います。

 

 
 

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