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松下主将が「この試合はこれからのアトラスターズにとってターニングポイントになる」と語っていた東京ガスラグビー部との一戦が、11月24日に2018年シーズン最終戦が秩父宮ラグビー場で行われた。

東京ガスボールで始まった前半、ほぼ全ての時間帯を自陣内での戦いとなり再三ゴールラインぎりぎりまで攻め込まれたものの、試合後に松下主将が「どこにいっても安心できた」と話をしていた通り、防ぎ切り守りきる展開。

攻めきれない東京ガスが焦りからかミスと反則が増えてきた前半38分、大黒田選手がPGを決め均衡を破った。

アトラスターズボールで始まった後半、流れを一気に変えたのは相手選手のキックしたボールを松下主将が見事にチャージ。そこからの後半12分、敵陣ゴール前スクラムからフォワードがフェイズを重ね、山田選手が中央に飛び込みトライ。

後半19分、大黒田選手のPGがポストに跳ね返り得点にはならなかったものの、敵陣ゴール前スクラム杉原選手が持ち出し、ポイントから後半から交代出場した神尾選手が持ち出しトライ。25分にも大黒田選手がPGを決め20対0となった。完全にアトラスターズがペースを握り、東京ガスの選手たちからは「もう一回敵陣に行こう、もう一回!」と鼓舞する声が聞こえてきた。

しかし、流れを掴んだアトラスターズは東京ガスの追随を許さず後半35分、西橋選手がボールを拾い上げそのまま走り抜き、ボーナスポイント獲得となるトライを決め27対0と勝利し、加わったボーナスポイントで逆転となり東京ガスと入れ替わりでトップイーストリーグ3位で今季の全日程を終了した。

今季、予想に反して苦しい試合が続いたアトラスターズ。どこと戦っても決して劣るところはない中、ヤクルト、清水建設と連敗。その敗戦からチームは軌道修正していき、1点差で敗れはしたものの空気感の変化を感じたのはセコム戦。その後に大差の勝利をし迎えたこの試合。一番いい形、アトラスターズらしい勝ち方で今季を終えた。

今季は3位となり目標は果たせなかったものの、松下主将を中心にまとまる横河武蔵野アトラスターズには大いに期待したい。したいというよりも大いに期待ができる。来季こそ、トップチャレンジ昇格を果たすことを願ってやまない。

佐藤公彦選手(ヴァイスキャプテン)

---今シーズンの中で一番いい試合で、いい締め括りできたかと思います。前半、守りきりましたがこれまでと変わった部分は

トップチャレンジ昇格を目標とした今季の中で、一番のライバルと捉えていたのが東京ガスさんで、そこに向けてやってきたっていうのがあったとも思います。

秋田ノーザンブレッツ戦くらいからだったと思いますけれど、チームの雰囲気が変わってきたように感じて、セコム戦で1点差で負けたので良かったとは言えないですけれど、少しずつずれていた歯車が噛み合うようになってきたように思います。

その後の2試合で大差で勝てた試合があって、その部分でも東京ガス戦ではこういかないというフォーカスをしての今日でした。シーズン中盤から後半に掛けて全体的に調子が上がってきたように思います。

---今日の試合を見ていると今シーズン負けた試合が非常に勿体なく感じました

負けが続いた時、変な余裕があったようにも思います。自分らはやれるみたいな感じで。昇格がなくなった中でも、目先の試合一つ一つ、その先のこのチームの在り方、そういったものを踏まえてより集中してやってきたように思います。

---これから先が楽しみになる今日の試合でした

最後にこういう形で勝てたとは非常に大きいと思います。去年、ベテランの方々が抜けられて新生アトラスターズとしてやる中で、上手くいかないことも色々ありましたが、最後に勝ちきったというのは僕らにとって来年に繋がるものだと思います。

---オープン戦の時とは全く違い戦いでした

一番大きかったのは気持ちかなと思います。修士さん(松下主将)も話をしていましたが、他の仲間が頼もしく思える中でやれたことも大きかったと思います。ディフェンスしていても、抜かれるなっていうのはなかったです。

ヤクルト戦の時とか、やられて気持ちが切れてしまってってう事がありましたし、ちょっとしたことで変わるものが大きい、繊細さもあるのがラグビーだと思います。

これから先に繋げる繋げられないは僕ら次第ですし、でも、ここで満足してしまっていてはトップチャレンジに昇格したとしても通用しないとですし、まずは一つでも上のレベルに上げていかないとって思います。

---佐藤さん自身として、これからの目標は

もう少し意味で核になる選手になりたいです。フォワードではまだまだ先輩方に頼っていますし、チームでは修士さんにですし、そういう部分を変えていきたいと思います。

松下選手(キャプテン)

---いい形、いい試合で今シーズンを締められました。今日の勝因は

アタックもディフェンスも粘り勝ちだったと思います。アタックの全てが点数にわけではないですが、相手へのボディブローのように効いて、プレッシャーを与えられて、そういうのが繋がった結果として今日のスコアになったと思います。

---オープン戦の時とはまったく違う展開になりましたが対策を

あまりオープン戦をっていう意識はなかったです。今シーズン進んでいった中、監督、コーチからのアドバイスもあり、そういう中から修正していって、相手(東京ガス)の力強いアタックを食い止めようっていう意識で試合に挑みました。

---新生アトラスターズという部分で、今シーズンの中で得たものは

今シーズン入る前にベテランの方々、チームの核となっていた方々が抜けて、そこからが新しいアトラスターズとしてやってきた中でなかなかうまくいかないことが多かったと思います。でも、その中で一人一人が経験値を積んでいけたというのは大きいと思います。来季は今季のアトラスターズより強く魅力的なチームにしていければと思います。

---短い期間でこんなにも変わるものなんだと

たらればを言っても仕方ないですし、今の状態でやったら結果はまた変わるかもしれません。ですが、あの負けがあったからこその今で今日の勝ちにも繋がったと思っています。

---これから先に向けては

3年目を終えて、色々な形のアトラスターズを見てきましたけれど、これからまた新しい基準、姿を作っていければいいと思います。一旦は体を休めたいと思います(笑)

撮影・取材・編集/出本剛士(gra-d)

試合記録/鈴木雅博(横河武蔵野アトラスターズ)

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