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初CAP、初先発、現役復帰…テーマを持ち挑んだ男達

トップイースト第2節が9月16日に横河電機グラウンドで行われ、今季Div.2から昇格してきた船岡自衛隊ワイルドボアーズと対戦。この試合では、初先発や初Cap、現役復帰などのテーマがある選手が多く、試合以外の部分でそこも注目したいポイントだった。

ワイルドボアーズボールで始まった前半1分、敵陣ゴール前中央でワイルドボアーズのペナルティでPGを選択し初先発初Capの村上選手が成功させ3対0と先制。5分には相手ボールをインターセプトした西橋選手が自陣22mから独走トライを挙げた。

前半23分、敵陣22mラインアウトから展開し、松下選手がラインブレイクしトライを挙げ、チームにより勢いがつき前半29分には、敵陣スクラムからフェイズを重ね、再びラインブレイクした松下選手から大高選手、西橋選手、金澤選手と繋ぎトライ。37分、敵陣ゴール前中央でのマイボールスクラムを押し込み杉原選手がスクラムトライ。止まらない勢いのまま40分には自陣22mからフェイズを重ね、最後は初先発初Capの青木選手がトライを挙げ前半を36対0で折り返した。

後半はアトラスターズボールでキックオフ。開始直後の2分、敵陣でのラインアウトからフェイズを重ねて、佐藤公彦選手がトライ。後半11分、キックカウンターから青木選手が抜け出し西橋選手に繋ぎ蹴り出したボールを自ら拾い上げトライ。17分、敵陣でフェイズを重ね、青木選手から栗林選手と繋ぎトライ。最後は31分に敵陣ゴール前ラインアウトからフェイズを重ねて、ラックサイドを栗林選手が抜け出し再びトライを挙げ、64対0で勝利を収めた。

試合終了後には両チームでお客様をお見送り。その中でワイルドボアーズの選手は「敬礼!」の声とともにお客様に向かっての敬礼。自衛隊の選手らしい姿は印象的だった。

先に挙げた通り昨年引退しシーズン開始直前でチーム事情により現役復帰を決めた川嶋選手。2016年にリコーブラックラムズを引退し8月後半にチーム合流をし現役復帰した神尾選手。それから、これまでリザーブでの出場はあったものの初先発をした古澤選手。3年目の青木選手と新人の村上選手は初capでフルタイムの出場を果たした。

それぞれの選手の思いは下記のコメントの通りだが、その中で青木選手。1年目のオープン戦で初出場した際、トライを挙げコンバージョンも全て決める活躍をした試合。その試合のトップ画像を他の選手にしたところ、次に会った時笑いながら「あの試合は僕でしょう」と話しかけてきた。公式戦前の夏合宿での激しいレギュラー争いの中漏れた悔しさが滲み出ていた表情は今も印象に強く残る。2年目のシーズン前には業務で甲府に行きチーム練習も週末しかできず、そして3年目となったこの試合で初cap。日頃から明るい性格で物怖じもせずサービス精神も旺盛。それでも入場する際の表情からは緊張が伝わってきた。その中でのフルタイム出場し、1トライを決めただけでなく要所要所での次へ繋げるプレイ。今季からこだわりを持っていたスタンドオフからフルバックに挑戦し「後ろから見ることによって視点、視界が変わった」と話をしていたことが伝わってくる姿だった。

トップ画像は共にフルタイム出場をした村上選手か青木選手かとそのまま伝えたところ「晴太(村上選手)にしてください」と即答。選手なら当然だと思うが「自分が」というものが全面に出ていた1年目2年目から「チームを」という気持ちがより強くなった青木選手。他の選手も勿論だが、プレイ同様に変わっていく姿にも着目していきたい。

川嶋選手

---久しぶりの試合でしたが
もう少しいけると思いました。コンタクトフィットネスがないので。スクラム組んだ後のランもあまりできなかったです。練習にもあまり出られていないのがチームに申し訳ないです。せっかく復帰したので、チームに貢献したいと思いますし試合にも出たいですね。
---離れていた期間に感じた変化は?
離れていた分感じるのかもしれないですが物足りなさを少し感じました。
---そこは川嶋さんが変えていく、言葉でなく背中で見せて
基本的にはなにも言いません(笑)あくまでも試合に出るというよりサポートとしてのスタンスでと思っていますけれど、油断していたら死にものぐらいでやってレギュラー奪うぞっていう気持ちではいます。出来る範囲で声出して体張ってみんなに見せていきたいと思っています。とにかく自分の体を戻さないと始まらないです。

神尾選手

---2年ぶりのゲームでしたがその間のトレーニングは
特にしていませんでした。体系維持くらいですね。チーム合流は8/20で1ヵ月前でまだまだですね。
試合感覚はまだまだです。使って頂けたなら責任を持ちたいという気持ちがありました。
---これから厳しい試合が続きますが手応えは
チーム全体にいい影響を与えられたらいいですし、もちろんチャンスを与えてもらえたらチームが勝つために精一杯努力してプレーするだけです。
---触れてみたアトラスターズの雰囲気は
ワンチームの感じを受けます。シーズン直前に途中加入したのにも関わらず、快く受け入れてくれることを感じて有難いです。

古澤選手

---5年目の初先発でしたが
試合前は緊張感で口数は減ってました(笑)自分の任されたプレー、特にスクラム、ラインアウト、内側のディフェンスを意識して、チームに迷惑をかけないのは当たり前ですけれど、堅くいこうと思っていました。今日のフォーカスポイントがアタックとディフェンスは、相手の勢いに対してのディフェンスは我慢して上手くできた点はよかったと思います。
---個人としての感覚は
自分の課題のスクラムが試合を通して最後の方で燃料切れになってしまったので、次の課題としていきたいと思います。   
後半疲れた時にどうしてもパフォーマンスが落ちるので、80分間通してハードワーク出来るように頑張ります。
---この機会は大きなチャンス
試合に出たいので競争心を持って、今回チャンスをもらったと思っていますので、チームに貢献できるようディフェンス面で身体を張ってアピールしていきます。

青木選手

---最後ちょっと倒れてましたが
両ふくらはぎを足つって本当に動けなかったです(笑)フルでゲームに出たのが久しぶりだったのでゲームフィットネスが足りなかったです。普段は遅い方ではないのですが、違うのかなと感じました。
---3年目でようやくきた初出場の公式戦は
意識はしてないと思っていましたが、いざ出場してみたらちょっと違いましたね(笑)元々そんなに緊張しないタイプですし、自分ではしていないつもりでしたがプレーに出てしまっていました。結果が全てですね、基本的には小心者なので。
---一回出場すれば慣れる
1stだということに嬉しくて、高まりすぎてしまいましたし、記念すべき日にしたいと思っていました。
2年目にシーズン始まる前に甲府に行くことになったりがあって、練習参加もあまりできずで、それで試合に出られる世界ではないと思っていました。今、何よりラグビーができる環境にいさせてもらえて、試合に出られるチャンスを頂けることが嬉しいです。今日デビューできても来週は入っていないかもしれないですし、またどこかで出られるかもしれない。そういうチャンスの中にいるということがいいと思いますし、あとはチームからの評価次第かと思いますので、自分はやるだけです。
---今日はトライも挙げ、トライに繋ぐアシストがありました。確実にチームに貢献しているように見えました。
自分はトライゲッターではないので。外側にいる足の速い人たちを活かせるようにというのを心掛けています。今週はチャレンジ枠だったと思うので、来週以降のメンバーに入る入らないに一喜一憂せずでいたいと思います。出ない人たちのサポートも含めてワンチームなので。

村上選手

---1年目初CAPでしたが公式戦の感触は
想像より緊張しませんでした。自分的にはチームとしての戦術のなかで上手くボールを運べればいいなと思っていたので、型にはまったかは分からないですけれど、その部分はできたのでよかったかなと思います。
---スタンドオフの選手のそれぞれのスタイルがあると思いますがが、村上選手は
空いているスペースに如何にボールを出せるかを意識しています。
---これからに向けては
チームの戦術への理解を高めて、諸先輩たちとは違う形でアピールしていきます。

松下主将

---この試合、初CAPや移籍して初めての出場者が多かったですけれど、キャプテンからして感じたことは
気合が入っている人が多く、上手くコラボレーションしているなと。先週より全体的にレベルアップしていると感じました。
---次のヤクルト戦がこれからのターニングポイントに
ヤクルトさんはフォワード、バックスともに規律もよくバランスのいいチームなので。そこはしっかりとチームとしてチャレンジするところ明確にして挑みたいと思います。勝つことを目指すのは当然ですけれど、その次以降の試合に繋げられるような試合にしないといけない。チームが上昇傾向になれば、今ある問題もなくなっていくと思います。
---自分自身で今シーズン第一にしていることは
チームで一番タフであり続けることです。
---体が大きくなった分、元々のスピードに加えてタックルとかの強さが上がった印象があります
しっかりとタフな相手、試合で継続してできるか試されていくと思います。(オープン戦の)東京ガス戦では、まだまだ通じない部分がありましたし足りない部分もあったので。そういうのも含めて、チーム全体も通して次の試合が楽しみかなと思います。
---これまでの中で最も同期の選手が出場していましたが
やっとっていう感じです。素直に嬉しいですし、ある意味3年目になってチームの核にならなくてはいけない自覚を全員が持っていかないとって思います。トップリーグとか含めても24〜26歳の選手たちが活躍している中でいつまでもベテランの人に頼ってはいけないかなと思います。こういう戦いを積んで経験と自信をつけていろんな試合で活躍していけたらいいと思います。

撮影・取材・編集/出本剛士(gra-d)

試合記録/鈴木雅博(横河武蔵野アトラスターズ)

コメント起こし/今野忍・柳澤怜実(横河武蔵野アトラスターズ

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