激しさを増すレギュラー争い、その中で示す強く前向きな気持ち

6月11日、武蔵野陸上競技場に明治安田生命ホーリーズを迎えオープン戦第4戦が行われた。
6月末の6戦目まで毎週日曜に続くオープン戦。横河武蔵野アトラスターズの選手たちは普通に仕事もしながら練習、試合を続け休みなしの状態が続いて疲れも溜まってくる。そうは言っても試合となればそれを口にする選手も顔に出す選手もいない。
ホーリーズは昨季トップイーストDiv2から上がってきたチームで、最終戦ではセコムラガッツにも勝っているチーム。下から上がってきた勢いをそのままにと考えているであろう相手であるからこそ、圧倒的な差をと期待した。

しかし先制したのはホーリーズ。前半6分、松村ヘッドコーチはコミュニケーション不足のディフェンスミスと語っていたが、中央位置でのスクラムからバックスで展開されトライを奪われた。
そこから怒涛の攻勢。前半10分、連続攻撃から今季初先発だった古澤選手が抜け出し福岡選手が繋ぎトライを上げ同点に追いつくと、13分には自陣10mからバックスで展開し坂野選手がが抜け出し敵陣に攻め込み、酒井選手のアタックで相手ディフェンダーを崩しゴール側で近間選手に繋ぎトライを奪い逆転。
前半17分、敵陣22m中央の位置で、相手にプレッシャーを掛けペナルティを誘い、そこから那須選手がクイックリスタートで走りぬきトライを上げ引き離しに掛かったが、27分に返されこの時点で21対14。ホーリーズの選手からは「1トライ差!まだいけるいける!」と鼓舞する声が聞こえてきていた。
前半43分、敵陣10mからの佐藤公彦選手や金澤選手の連続攻撃で前進し、相手のディフェンスラインを崩した後、ラックサイドに近間選手が相手ディフェンダーの間を突きトライを上げ前半を28対14で折り返した。

ホーリーズボールで始まった後半13分、敵陣10mから連続攻撃から坂野選手が抜け出し相手ディフェンダーを崩した後、佐藤拓磨選手から、杉原選手に繋ぎが相手の間を突き先週に続きトライを上げた。
アトラスターズの勢いは止まらず、後半13分には敵陣ゴール前、ペナルティから那須選手がクイックリスタートでボールを持ち出し、高田選手に繋ぎ「体が小さいから上から抑えられないように」と本人が語るように最後は全体重を掛けてトライ。26分にはスクラムから再び杉原選手がこの日2つ目のトライ。
32分には敵陣ゴール前のラインアウトから伊東選手が押し込みトライ。42分には敵陣ゴール前、フォワード陣がラックサイドを再三攻め込み最後は栗林選手が押し込みトライ。試合中、誰よりも熱く活を入れる栗林選手。伊東選手が押し込んでトライを上げた直後も響き渡る激しい言葉でチームに活を入れていたのが非常に印象に残る。
最後の最後の46分に「埋もれたくない」と強気な言葉を繰り返す佐藤拓磨選手がオープン戦とはいえ、試合では初となるトライを相手選手を5人交わしながらの独走トライ。喜びを爆発させていた。

この日、合計10トライを上げ70対14でアトラスターズが圧勝。それにも関わらず選手たちは謙虚に反省の言葉を口にする。松下主将に試合後にコメントもらう時に一緒にいた青木選手は「締まりがなかった」と一言言った後「相手のディフェンスに対して、自分たちの攻め方を素直にやりすぎて、対応できるオプションもあったけれどそこに自分たちが気づけなかったです。だから有効なアタックができなかったです。それを見ていて話をしてくれた方がいて後半からはそこを修正しようと話をしていました」
試合出場がなかった松下主将は「しんどそうで、もうちょっと楽にラグビーできたんじゃないかなと。能力がないわけじゃないので」と語った後、先制された場面についても 「最初ずっとキープできていたけれど、インサイドブレイクから始まり、抜かれてペナルティもあって最後取られたっていう感じでしたけれど、そこをなくせば問題なかったと思います」と振り返っていた。
栗林選手が活を入れた場面について青木選手は「チームで決めていることを全員がやり切れることがベストなんですけれど、守れない人とか、疲れた中でポジショニングしていない人いて、そういう部分にキャプテン(松下選手)がいなかったのもあったんでしょうけれど、栗さん(栗林選手)が活を入れてくれました。簡潔に言える人がいない中、栗さんが言ってくれたんだと思います」と自分たちがどれだけ勝っている展開であっても引き締めあい、キックオフミーティングの中で松村ヘッドコーチが話をしていた「メンバー間でいいことも悪いことも指摘しあう、悪いところこそ」というのも実践されている。それができているからこその今のチームの空気があり、いいチーム状況に繋がっているのではないかと思う。

前半2トライを上げた近間選手は「前回の試合が試合だったので2トライくらい取らないとって思っていました。試合の全体の感じだと十分に攻められる部分がありました」と喜ぶよりもっと貪欲にという気持ちを語ってくれた。

常にトライを狙うと口にし、この日もトライを上げた福岡選手は「バックスとの連携でフォワードが絡んで、ラインブレークができると後の連携が楽になるので狙っていきました」と振り返り、ヴァイスキャプテンとしてこの日の試合については「練習でやっていることを試合でやれるようにしようっていうのが今のテーマなんですけれど、得意な人も不得意な人もいて組織で動く部分で、そこが引っかかっているのかもしれません」と圧勝したにも関わらず改善すべきところを上げていた。

この日、一番に反省していたのは今季初先発をした古澤選手。明治学院時代にはキャプテンとして上位リーグにチームを引き上げ、その時の1年生だった正井選手からもリスペクトされている人格者でもあり、日頃からチームの愛されキャラで明るい古澤選手だが込み上げてくる感情を抑え「福さん(福岡選手)にパス出していたときとかイケイケでしたし、普段、結構出す方なんですけれど、スクラムでチームに迷惑を掛けてしまって声も出せなくなって、段々にで…反省することばかりです」と悔しさを滲ませながら語ってくれた。現在、チーム内では激しいレギュラー争いが行われていて、誰もが必死に戦っている。この日の思いを糧に次から奮起し強い気持ちで活躍をする古澤選手に期待したい。

この試合が約2年ぶりとなり、その存在は誰しもが「ラグビーの天才」と語る高島選手。初めて挨拶をしたのは昨季の納会の時、栗林選手がそれまで見たことのない笑顔で「同期で、しかも凄い選手」と、復帰そのものを喜び、また一緒にできるっていうワクワクする気持ちが溢れ出ていた。
また、この日スクラムハーフで出場し、日頃選手としてのプライドを強く持ち、その他の部分でも個人のインスタやtwitterなどで自己発信をする那須選手が試合後に、自身が上げたトライのことよりも先に「学生の頃から憧れていて、今日が初めて9番(スクラムハーフ)10番(スタンドオフ)で並んで出られた試合なんです」とニコニコな笑顔で語っていたことも印象に残る。
いつもは見ている中で、一番に光を放つ選手がいてトップページの写真を取れを使うか悩むことは少ない。この日、各選手が活躍し、色々な選手にテーマがあって、そのことを坂尾コーチに話をしたら「初めてフル出場したナベ(渡邊選手)もいるけれど、今日はやっぱり大地(高島選手)じゃないですか」と笑顔で言ってくれた。
その高島選手に試合後に色々と話を聞かせてもらった。

高島選手 新鮮な気持ちで臨めたかなって思います。ブランクはあるんで、昔はこうだったとかのイメージなしに、フレッシュな初ゲームなくらいの気持ちでした。
基本的にアピールしなくちゃいけない立場なので、言われたポジションでゲームに出る。ハーフできませんではなく、休む前も少し出ていたので、そこは抵抗なくできました。ポジション違う中でも自分は何を求められているかも把握できているので、それをアピールできてよかったです。
チームとしての戦術があって、そこはみんな理解できている。その中でみんながアピールしないといけなくて、その中でもう少し幅を利かせないといけなかったかなって思います。やりたいことはいっぱいあります、その中のあるところだけを集中して今日はやりましょうっていう位置付けではなかったので、これもできます、あれもできますっていう内容にしたかったんですけれど、そこまでリスクを取れなかったです。
スタンドオフができるっていう人が多いですけれど、それぞれで持ち味違いますし、そこは色を出さないといけないですし、5人が同じことしていては層にならないです。差別化っていう意味では意識していますし、チームにいる以上試合に出ないとですから。
気にかけてもらえるのはすごく嬉しいですし、試合に出ることで恩返しをしていければって思いますしワクワクしてもらいたいっていう気持ちがありますし、これからですね。不安は一切ないです、やるだけです!ネガティブなことを考えても仕方ないです!こうご期待ください!

と、強さと前向きな気持ちを高島選手らしく明るい言葉で語ってくれた。

次戦は昨季まで同じリーグで凌ぎを削り合い、今季から新設されたトップチャレンジリーグで戦う日野自動車レッドドルフィンズ戦。そこに向けて福岡選手は「これまでやってきたことが通じるか通じないかで見定められる試合になると思います」と語り、松下主将は「春の集大成を見せるところだと思いますし、ここまで4戦やってきた中で上手くいっている面もですけれど、課題を含めもう一度整理して、全員で意思統一をしてしっかり勝つことを目指して、その後の中部電力戦、夏合宿に繋げていければいいかなって思っています」と語る。
また現状については「みんなメンバーとして出たいっていう強い意欲があって、そこは貪欲な人が多いので、そこはチームとしてはプラスですし、モチベーションを維持し続ければチームは成長していけるんじゃないかと思うのでいい状態だと思います」とチームがいい状態であることを語ってくれた。

松村ヘッドコーチは「ディフェンスミスでコミュニケーション不足でしたね。相手がディフェンスの意識されていて、そこにがっつり当たってしまいました。苦しいところは苦しいところで戦わないといけないので。
次の日野戦は、メンバー選考して出したいと思っていますし、春でやってきたことをどこまでできるかを見る試合になるかなって思っています」と試合の反省点を上げながら視線は次へと向かっていた。

次戦のレッドドルフィンズ、その次の中部電力と今季アトラスターズが昇格を目指すトップチャレンジリーグの2チームと対戦する。ここまでチームはいい流れにある中、どういう試合をしていくのが楽しみでならない。頑張れ横河武蔵野アトラスターズ!

<撮影・取材/出本剛士>

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