チームが噛み合わず悔しすぎる敗戦

9月24日、強い雨が降るなか秩父宮ラグビー場にてリーグ戦第三節として東京ガスラグビー部と対戦。前週、日野自動車レッドドルフィンズに敗れアトラスターズとは同じ1勝1敗とはいえ去年リーグ戦3位且つオープン戦では敗れている実力あるチーム。オープン戦の敗戦後に栗林主将は「僕らがやりたいことを潰されたというより、向こうにやりたいことをやられ続けた。公式戦でやり返したい」と語りトップ3を目標に掲げるチームにとっては負けられない一戦。

ここまでの2試合、先制トライを奪われているアトラスターズはこの試合でも開始10分ラックから展開され先制点を奪われた。しかし、これまでと違ったのはその後すぐの13分にラインアウトじゃらモールで押し込み伊東選手がトライをあげ、ここまで高い成功率を上げている長尾選手が落ち着いてコンバージョンを決め同点。この後の展開に期待が持てた。

これまでの2試合はフルバックで出場し、この試合では本職のスタンドオフとして出場した長尾選手は「前半が悔やまれる。フォワードとバックスがバラバラになってしまい、サモともっとコミュニケーションがとれていれば全然違った…サモの意図をもっと汲み取らなければいけなかったし、こちらからももっと伝えなければいけなかった。チームとしても噛み合っていなかった」と反省を悔しさを滲ませながら語っていたが、初戦で同点トライをあげチームに弾みをつけた安藤選手がボールを持ち突進したり、東京ガス陣内に攻め込みトライ直前までいったりもしたが、ミスや東京ガスに守りきられ逆転できず、相手側の聞こえてくる声はそれを凌ぎ自信をもたせてしまったようだった。逆に22分にトライを奪われ、33分にはラインアウトをインターセプトされトライを奪われ離され始め、ここら辺から思うような展開できない状態が続いた。

長尾選手が語っていた通りチーム全体が噛み合わず相手にやりたい放題やられ、先週までとは全く違うチームのようにも見えた。

7対24で前半を折り返した後半開始直後の3分にトライを奪われ、その後も2トライを決められた後の30分東京ガスゴール前でのラインアウトからモールで押し込み途中出場の福岡選手がトライを奪い、ロスタイムに入った43分には自陣10mの位置からバックスで展開し、西選手が相手ディフェンダー裏へキックし自ら拾いトライをあげたが試合は19対50で敗れた。先週のダイナボアーズ戦と同じ負けではあるが、先週感じた勝てるんじゃないか、逆転できるんじゃないかと期待が持てた試合だったが、そこからの期待が大きかった分、この試合はショッキングな負け方だった。

試合後に話を聞かせてもらったプレイングアドバイザーの田沼選手は「正直、僕もびっくりしているし、チームプレイができていなかった。勝てると思っていたことに拘りすぎて、それを遂行してしまって、練習していたチームとしてのプレイをできず自爆してしまい、それが続いてそれが点差に現れてしまった」と語ってくれたが、誰もが今後に向けて絶対に勝てなくてはいけない、負けられない試合という気持ちで気負いすぎていたように思う。

また、ずっと田牧S&Cコーチと二人三脚でリハビリを続け夏合宿前から本格練習にも加わり、この日本人自ら348日ぶりの試合と話をしていた髙橋選手がフルバックで先発出場し、試合後には「いい緊張感はあったけれどプレッシャーに感じたりはなかったし、ブランクは多少感じたけれど復帰戦としては動けたかなと。(恐怖心は?)リハビリし始めはあったけれど、練習を重ねて、今日もタックルも喰らったりもしたけれど大丈夫だった。(今日の試合は?)僕個人の中で問題があったから克服していきたい」と復帰し試合に出られたことを喜びながら語ってくれた。

試合後、記者会見があり松村ヘッドコーチと栗林主将が出席。松村ヘッドコーチは「正直残念、フォワードでしっかり進めたかったけれど、東京ガスさんの激しいディフェンスがあり思うようにできなかった。この後、一週空いてのヤクルト戦、気持ちを切り替えて挑みたい」栗林主将は「天候が天候だったからフォワードで押していこうと話をしていたけれど、東京ガスさんの方が接点が早くて結果こうなってしまった。とは言え、これから続いていくから切り替えて前を向いて練習していく」と唇を噛み締め悔しさが溢れ出しながら語った。

また記者会見ではクラブチーム化の部分の質問が多く、その中で松村ヘッドコーチは「フランソワ、サモの強化以外は今のところ変化はない、これから」と答えていたがアトラスターズのこれからは注目を集めている。この日の結果の悔しさというのは誰よりも選手たちが噛み締めているであろうと思う。ここから松村ヘッドコーチ、栗林キャプテンが言う通り気持ちを切り替え、厳しい戦いが続くでろうとも前を向き突き進むことを期待したい。まだまだ試合は続く、頑張れアトラスターズ!!

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