| ラグビーは、15人対15人で戦う球技スポーツ。チームスポーツとしてはもっとも多くの選手がフィールドに立つ。試合時間は40分ハーフの計80分。トライ、もしくはゴールへのキックによって得点を奪う。自陣を守りながらも敵陣に攻め込む、陣取り合戦を行い、両チームが目指すのは敵陣のインゴール(ゴールラインを超えた地点)。自分よりも後方にいる選手にしかパスはできず、「ボールを持って走る」「キックをする」の二つの方法でボールを前に進める。激しい身体と身体のぶつかり合いが繰り広げられるため、しばしば「ボールを使った格闘技」と言われることがある。 | ![]() |
| ELVとは、国際ラグビーボード(IRB)が2008年5月1日、2008年8月1日から全世界のすべてのカテゴリーの試合で実施することを決定した、従来のルールとは異なる13項目の試験的実施ルール(Experimental Law Variations)を指す。1年間の試験期間を設けた後、再度審議が行われ、13項目のうち10項目が2009年5月23日より正式導入された。 | ![]() |
トライ(T)ボールを持った選手が敵陣のゴールラインを越えてインゴールに入り、ボールを地面につける(グラウンディングする)得点方法。キックなどでインゴールに入ったボールを地面に押さえつけてもトライになる。4つある得点方法のうち、もっとも高得点を稼げる方法であり、もっとも奪うのが難しい。トライの後にはボーナスキックが与えられ、決めれば2点追加で計7点を奪える。トップリーグやトップイーストリーグ11では、1試合に4トライ以上を記録すると、たとえ試合に敗れてもボーナス点として勝ち点1が得られる。ペナルティトライとは、相手の反則がなければ確実にトライできていたとレフリーが判断した際、実際にトライしていなくても認められるもの。 ELVから本格導入身体がコーナーポストに触れた状態でも、インゴールにボールをつければトライが認められる。ただし、身体がタッチラインに触れていたり、ボールがコーナーポストに触れたまま地面につけられた場合は、トライは認められない。 従来は、身体がコーナーポストに触れた状態でインゴールにボールをつけてもトライは認められなかった。 |
5点 |
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ゴール(G)トライを奪った後に与えられるボーナスキック、コンバージョンキックを成功させると2点を追加できる。トライした(ボールを地面につけた)地点からタッチラインと平行の線上にある任意の場所から蹴り、クロスバーの上で両ゴールポストの間を通ればゴールが認められる。キックの方法は2つ、ボールを地面にセットして蹴るプレースキックと、ボールを地面に落してバウンドした瞬間に蹴るドロップキックがある。 |
2点 |
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ペナルティゴール(PG)プレー中に反則があった場合、反則を受けた側のチームに与えられるキック。レフリーが定める地点、もしくはその後方から蹴り、クロスバーの上で両ゴールポストの間を通ればゴール成功。ゴール(G)同様、プレースキックとドロップキックの2つの方法のうちいずれかで蹴る。ハーフライン付近、ゴールから50m近く離れた場所でPGを狙う選手もいる。キッカーの足技の見せ所。 |
3点 |
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ドロップゴール(DG)プレーの流れの中で生まれる、キックによるゴール。ゴール(G)、ペナルティゴール(PG)同様、蹴ったボールがクロスバーの上で両ゴールポストの間を通ればゴールが認められる。ただし、キックの方法はボールを地面に落してバウンドした瞬間に蹴るドロップキックのみ。ドロップゴールでの得点はトップリーグでも稀にしかない。 |
3点 |
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パスボールを投げて味方に渡すプレー。平行、もしくは、後方の味方にのみパスを出せる。ボールを前に投げる行為は違反となり、スローフォワードの反則をとられる。 |
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キック足でボールを蹴り、大きく陣地を挽回する手法。キックによる味方へのパスは前方へも可能となる。相手プレーヤーのいない敵陣に蹴り込んだり、取りにくいキックを蹴るなど、陣地を獲得するための駆け引きはラグビーの見どころのひとつ。また、ラグビーボールはどのように弾むかの予測が難しい。ボールをファンブルしたり予測を誤る可能性があるため、その間に陣地を獲得したり、間を詰めてタックルに行ったりできる。 |
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チャージキックによる陣地挽回を、身体を張って阻止するプレー。ボールが身体に当たって前に落ちても、この場合はノックオンとはならない。 |
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タッチボールもしくはボールを持ったプレーヤーの身体がタッチラインに触れる、タッチラインの外に出た場合、タッチとなり、ラインアウトでプレー再開となる。ただし、タッチの外にいたプレーヤーがラインより外のボールを空中で取り、フィールド内に着地した場合はタッチとはならない。 |
ELVから本格導入パスをするなど自ら自陣22メートルライン後方にボールを戻した場合、そのボールをキックして直接タッチを割るとキックした地点に平行なタッチラインから相手ボールラインアウトになる(地域獲得は認められない)。ただし、自陣22メートルライン後方にボールを戻してから相手プレーヤーがボールに触れる、タックルをする、ラックやモールが形成される、いずれかが起こった後でキックをして直接タッチを割ると、タッチを割った地点からの相手ボールラインアウトになる(ダイレクトタッチとはならない)。 ELVから本格導入クイックスローインをする際、ゴールラインに沿って真っ直ぐなげるか、後方(自陣ゴール側)に向かって投げても良い。ただし、5メートルラインより奥にボールを投げ入れなければいけないルールは従来通り適用される。 |
ラインアウトボールがタッチラインの外に出た(タッチになった)後のプレー再開方法。投げ入れられたボールを取り合う、空中でのボール争奪戦。 |
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ELVから本格導入ラインアウトに参加したプレーヤーからボールを受けるレシーバーを置く場合、レシーバーは5メートルラインと15メートルラインの間で、ラインアウトから2メートル以上離れた位置に立たなければいけない。 ELVから本格導入スロワーがボールを離す前に、ジャンプしてボールをキャッチするプレーヤー(ジャンパー)をつかんでも良い(プレグリップしても良い)。ただし、ジャンパーの前方にいるプレーヤーは太ももより下を、後方にいるプレーヤーはパンツより下をつかんではいけない。 ELVから本格導入ジャンパーを持ち上げる行為(リフティング)が認められる。ただし、スロワーが手からボールを離した後でなければいけない。また、ジャンパーを持ち上げたりはサポートする場合、ジャンパーの前方のプレーヤーは太ももより下を、後方のプレーヤーはパンツより下をつかんで持ち上げてはいけない。 |
タックルボールを持った選手の前進を食い止める、ディフェンスの手法。他の球技スポーツでは見られない、身体と身体を激しく接触させるプレー。 |
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ラック両チーム1人以上の選手で地面のボールを取り合うプレー。グラウンドにボールが転がったとき、タックルが行われたときはラックになりやすい。 地面にあるボールは足で扱うのが原則。タックルを受けて地面に倒れ込んだプレーヤーは、ボールを放してその場から立ち去らなければいけない。ラック内のボールは足で描き出し、ボールがラックから出る、もしくは、ゴールライン上やインゴール内に入った時点でラックは終了となる。 |
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モールオフェンス側のチームのボール保持者がディフェンス側のチームにつかまり、オフェンス側のチーム2人以上、ディフェンス側のチーム1人以上、計3人以上の選手が組み合い、立った状態で両チームの選手が押し合い、ボールの争奪を行うプレー。モールを組んだ状態で押し込んでいくプレーを、ドライビングモールといい、ゴール前でのラインアウト後には有効な戦法。モール形成後、新たにモールに参加するプレーヤーは、味方プレーヤーの後方から加わらなければいけない。上から乗っかる、飛び掛かる、横から加わる行為は反則となる。ボールがモールから出ない、5秒以上ボールの前進が止まった場合、プレーは中断となり、スクラムによって再開される。なお、ボールが地面に転がった時点でラックとなる。 |
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スクラム反則(ノックオンやスローフォワードなど軽い罰則が適用されるもの)が起こったり、ラックやモールからボールが出ない、前進が止まってしまうなどプレーが中断した後、プレーを再開させるためのひとつの方法として行われる。他のスポーツに類を見ない、激しいぶつかり合いによるボール争奪戦で、ラグビーの醍醐味とも言える。 |
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ELVから本格導入スクラム時のオフサイドラインが、スクラムの一番後ろにいる選手の足から5メートル後方に設定される。スクラムに参加していないプレーヤーは、スクラムの最後尾の足から5メートル下がり、それ以上前に出るとオフサイドの反則を取られる。 ELVから本格導入スクラムハーフ(SH)には下記3つのオフサイドラインが設けられる。 1.スクラム開始時、両チームのSHは、ボールを投入するSHと同サイドにいなければいけない(ボールを投入しないSHは、他のスクラムに参加していない選手と同じように、スクラム最後尾の足から5メートル後方のオフサイドラインまで下がることができる。ただし、もしボールがターンオーバーされても、5メートル後方のオフサイドラインを越えて前に出ることはできない)。 2.ボールを投入した後、ボールを獲得できなかったチームのSHは、下記いずれかの位置にいる必要がある。 ①ボールを投入した側の、ボールを越えない位置 ②味方スクラムの最後尾まで下がり、最後尾を通る線(旧ルールのオフサイドライン)を越えない位置(その際、スクラムから離れていても良い) 3.ボールを獲得したチームのSHは、味方スクラムの最後尾の線(旧ルールのオフサイドライン)を越えなければ、どの位置にいても良い。 |